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IIJグループとサーバーワークス、ASEAN地域でのAWSソリューション/マネージドサービス提供で業務提携を強化
2025年4月25日 08:00
株式会社インターネットイニシアティブと(以下、IIJ)と子会社の株式会社IIJグローバルソリューションズ(以下、IIJグループ)、および株式会社サーバーワークスは、Amazon Web Services(以下、AWS)利用の需要が高まるASEAN地域において、AWS販売およびマネージドサービスなどの提供に関する業務提携範囲を拡大し、先行するベトナムに続き、タイにおいてサービスを提供開始したと発表した。今後はインドネシア、マレーシア、シンガポールでも順次サービスを展開していく予定。
タイでのサービス展開にあたっては、2025年4月から、IIJグループのタイ現地法人IIJ Global Solutions(Thailand)(以下、IIJ GS Thailand)により、タイの日系企業および現地企業向けにAWSの導入支援や運用等を行う「IIJ Managed Cloud for AWS Powered by Serverworks」の提供を開始する。
業務提携では、サーバーワークスAWS構築・運用ノウハウを生かし、IIJグループのASEAN現地法人が、各種のAWSソリューション、AWS環境の構築・運用、AWS運用自動化ツール、監視、エンタープライズサポートの提供を含めたサポートサービス、インテグレーション(AWSを用いたシステムおよびネットワーク構築、セキュリティ設定など)を提供する。運用サポートなどの窓口業務は、英語に加えて現地語で対応する。
AWSは、2025年初頭にタイ国内に新たなAWSリージョンを開設し、タイにおけるクラウドサービスの需要はさらに高まることが予想されると説明。これに対応するため、IIJ GS Thailandとサーバーワークスは、「IIJ Managed Cloud for AWS Powered by Serverworks」をリリースし、AWSの導入から運用サポート、さらにコスト管理支援や運用自動化ツールの提供まで、企業のクラウド活用を強力にサポートするサービスを提供する。
サービスでは、AWS環境の運用を自動化するツール「Cloud Automator」をすべての顧客に標準提供する。Web上の管理画面から簡単にAWSコンポーネントの自動化設定を行え、利用が少ない夜間や休日などのAWS利用料を抑制し、コスト削減やTCO(総所有コスト)の最適化を支援する。
企業の重要なITシステムをAWS上で稼働させるために必須であるエンタープライズサポートを、従来に比べて安価に、かつ全ての顧客に標準で提供する。専門資格を持つAWSに精通したエンジニアの支援のもと、障害対応や各種のサポートを提供する。
AWSの利活用にあたって、導入支援や運用設計、および運用代行を担う各種メニューを提供。最適なシステム環境の設計や、ITガバナンスの確保、セキュリティ強化など、各種のノウハウを元に最適な提案を行う。企業内に専任の担当者がいない状況でも、AWS運用に関する大部分をアウトソースすることが可能となる。また、Direct Connectにより、セキュアな帯域保証型の専用接続も利用できる。
コスト削減コンサルティングでは、既に運用中のAWS環境を分析し、構成や稼働状況に基づいた運用方針の見直しや購入方法のアドバイスを通じて、コストの最適化を支援すると同時に、セキュリティ上の脆弱性の分析も行い、安全にAWS環境を利用できるようアドバイザリーを提供する。