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インサイトテクノロジー、AWS DMSを利用したAWSへのデータベース移行サービスを提供

 株式会社インサイトテクノロジーは16日、AWS Database Migration Service(以下、AWS DMS)を利用した、オンプレミスからAWSへのデータベース移行サービス「AWS DMS データベース移行サービス」を正式に提供開始すると発表した。

 AWS DMS データベース移行サービスは、AWSへのクラウドリフトを検討する企業を対象に、AWS DMSを使用し、オンプレミスからAWSへデータベース移行を代行・支援するサービス。1)要件、環境確認、2)アセスメント、3)移行計画(データベース)、4)移行設計(データベース)、5)移行テスト、6)移行リハーサル(2回実施予定)、7)本番移行――の流れでサービスを提供する。

 移行元と移行先のデータベースは同一種別(RDMS系)で、移行対象データベースは1つ。データベースの種別が異なる場合や、移行対象データベースが異なる場合は別途見積もり。また、アプリケーションの移行設計およびデータベースのパラメーター設計、パフォーマンスチューニングは作業範囲外となる。

 ユースケースとしては、統合データベースを利用している複数アプリケーションを順次クラウドリフトする例や、クラウドリフト時にOracleからデータベースを移行する例を挙げている。

 インサイトテクノロジーは、2024年3月にはAWS Partner Summitで「ISV Partner of the Year – Japan」を受賞するなど、AWSから自社開発製品の品質とサービスに対する高い評価を受けており、こうしたバックグラウンドに基づく豊富な知識や経験をもとに、多くの企業で課題となっているクラウド環境へのスムーズな移行を支援するため、サービスを提供するとしている。

 また、サービスでは、同社開発製品であるSQLテストソフト「Insight SQL Testing」を利用した迅速な移行前アセスメント、データマスキングソフト「Insight Masking」を利用した高品質なテストデータの作成・利用といった、データ技術にこだわってきたインサイトテクノロジーならではの付加価値も提供可能としている。