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AVILEN、帳票に特化したクラウド型AI-OCRサービス「帳ラク」 複雑な帳票の読み取りから登録までを自動化可能

 株式会社AVILENは11日、認識率97%のAI技術を活用したクラウド型帳票処理エージェント「帳ラク」を提供開始すると発表した。従来のAI-OCRでは対応困難な高難度の帳票であっても自動処理を実現できる点が特徴という。

 「帳ラク」は、帳票処理に特化したAI-OCRソリューション。ページ分割を含む特殊レイアウトや手書き・かすれ文字の認識にも対応した、高い読み取り精度を持つという。また読み取ったデータは、基幹システムとの連携を考慮してCSVやJSONなど多様なデータ形式で出力でき、API/RPAとの連携による業務の自動処理によって、基幹システムへの登録などまでを自動で実行できるので、手間のかかる処理業務を丸ごと任せられるとした。

 帳票は、請求書・発注書などさまざまなフォーマットに対応しているほか、ユーザーごとのカスタマイズが可能で、多様な業務に対応。テンプレートや学習データの事前準備が不要で、短期間での導入を行える。なお、読み取り中に難しいパターンや新規パターンがあった場合には、人間のように管理者に報告する機能を搭載。さらにチャットで指示することにより、自動で出力形式などを修正可能とのこと。

 AVILENでは、例えば、食品小売業における紙請求書の買掛登録の自動化、船舶輸送業におけるB/L、P/Lの通関申請システムへの自動登録、建築器具業における図面の積算見積もりの効率化などに活用できると説明している。

 料金は、月額基本料金に加えて従量課金が必要となる構成で、詳細は要問い合わせ。