東京システムハウスとシースリーレーヴ、既存のCOBOL資産を活用できるBIツールを提供

　東京システムハウス株式会社とシースリーレーヴ株式会社は25日、既存のCOBOL資産を生かしたBIツールの提供を開始した。

　レガシーシステムの移行および、移行後のデータ分析基盤の構築、BIツール開発を行うサービスとして、顧客の状況や課題に合わせて、マイグレーションからその後のデータ利活用までワンストップで対応する。

　レガシーシステムのマイグレーションに実績を持つ東京システムハウスと、ノーコード・ローコード開発に強みを持つシースリーレーヴが協業し、既存のCOBOL資産を有効活用しつつ、迅速かつ柔軟にデータ分析基盤を構築できるBIツールを提供する。これにより、顧客のデータドリブン経営をサポートし、競争力強化の機会創出に貢献する。

　サービスにおいて、東京システムハウスは「MMS（メインフレームマイグレーションサービス）」における実績を生かしたレガシーシステムの移行支援、シースリーレーヴはノーコード開発技術を生かしたデータ分析基盤の構築とBIツール開発を担当する。

ダッシュボードのイメージ

　COBOLで構築された既存の基幹システムやプログラム、データを活用でき、ノーコードツール「Bubble」「Flutterflow」を活用することで、短期間でデータを可視化できる。Bubbleの機能を活用し、データの抽出、加工、集計、グラフ化などを容易に行い、経営判断に必要な情報が迅速に得られる。ノーコード開発のため、ビジネス環境の変化や新たな要望に柔軟に対応し、BIツールのカスタマイズが容易に行える。

　レガシーシステムのマイグレーションからデータ分析基盤の構築、BIツール開発、運用保守まで、ワンストップで対応する。

　今後も、両社は連携し、サービスの強化に取り組むとともに、基幹システムの持つ有用なデータの可視化をサポートしていくとしている。