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NTT DXパートナー、非金融領域で地域企業を支援する金融機関向けDX支援プラットフォームを提供

 株式会社NTT DXパートナーは17日、金融機関のための企業DX支援プラットフォーム「DXSTAR for Bank」を提供開始した。

 DXSTAR for Bankは、非金融領域において地域企業を支援する金融機関向けに、「DX推進ポータルサイト(以下、デジタル基盤)の構築」と「共創コミュニティ構築支援」をワンストップで提供する。

 デジタル基盤の構築では、金融機関ごとのブランドで展開可能なデジタル基盤を短期間で構築し、企業向けのDX推進支援サービスを提供可能にする。DXを正しく理解し、自分ごと化する「DX予備層」、自社の状況を把握し、実践の準備をする「DXレディ層」、 デジタルを活用した業務効率化を行う「デジタライゼーション層」、新たな事業に挑戦する「DXチャレンジ層」まで、それぞれの段階で直面する課題やニーズに対応した支援を提供することで、企業のDXのステージアップをスムーズに行えるようにする。

 企業向け支援サービスの内容は、DX関連情報の発信(DXを知る・学べる情報や事例情報)、イベント紹介(DX関連のセミナーやコミュニティイベント情報)、DX診断ツール(企業のDX成熟度を可視化)、支援サービス紹介(各種人的・デジタル支援サービスをDX推進度に合わせて体系的に紹介)、オンラインコミュニティ(チャットツール)による企業間の交流促進(近日リリース予定)など。

 共創コミュニティ構築支援では、これまでNTT DXパートナーが実践してきたノウハウと地域とのリレーションを生かし、金融機関と地域企業の持続的な成長を共創する、新たな価値創造モデルとしてコミュニティの立り上げと運用をフルサポートする。

 NTT DXパートナーでは、企業同士が自律的に学び合い、DX推進の実践知を共有することで、地域全体としてDXを推進する共創コミュニティの構築を多数行ってきた。主な事例である「山梨DX推進支援コミュニティ」は、民間18社主導のコミュニティとして2022年8月に運営を開始し、これまでに300社を超える地域企業がコミュニティイベントに参加、DX支援実績は58社に及ぶ。

 支援内容は、コミュニティ戦略策定(金融機関の事業戦略と連携した設計)、コミュニティ立ち上げ(企業同士の学び合い・交流ネットワーク形成)、コミュニティ運営体制の構築、コミュニティポータル運営代行(コンテンツ制作・情報発信支援)、コミュニティ運営代行(運営事務局サポート)など。

 DXSTAR for Bankの価格は個別見積もり。NTT DXパートナーでは、DXSTAR for Bankを全国の金融機関に活用してもらい、さまざまな企業のDX推進を支援する中で得られる知見を元に、さらなる機能拡充を図ると説明。また、サービスによる継続的な支援を通じて、金融機関や地域企業とともに、地域産業を活性化するための持続可能なエコシステムの構築を目指すとしている。

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