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トレンドマイクロ、サービス事業者のセキュリティサービス提供を支援するプラットフォーム
管理機能、セキュリティサービス機能などを統合して提供可能
2025年3月18日 15:31
トレンドマイクロ株式会社は17日、サービス事業者(サービスプロバイダ)向けのセキュリティサービス提供支援プラットフォーム「Trend Vision One for Service Providers」を、4月1日から提供開始すると発表した。
Trend Vision One for Service Providersは、主に中小企業を支援するリスクコンサルティング、脆弱性診断、マネージドサービス、マネージドセキュリティサービスなどを提供したいサービス事業者向けに、セキュリティ機能や管理機能を提供するサービス。
パターンマッチングやふるまい検知などによって脅威を事前に防ぐEPP(Endpoint Protection Platform)、サイバー攻撃の影響範囲の確認や原因を把握して対処するEDR/XDR(Endpoint/Extended Detection and Response)、自組織のサイバーリスクを把握することで、問題が発生する前に能動的に対処するCyber Risk Exposure Management(旧称:Attack Surface Risk Management)といったセキュリティ機能を、サービスとして自社の顧客に提供可能になるという。
管理機能としては、顧客ごとのサイバーリスクの状況を把握し、行うべき対策の提案を支援するサービス事業者向け管理ツールを提供。業種や規模ごとにリスク指標を比較することで、顧客ごとに必要なセキュリティ対策の支援を行いやすくするとした。
また、複数のテナントを管理するための「マルチテナント機能」、顧客のセキュリティ設定やポリシーをリモートで管理する「リモートマネージャー」を提供。さらに、サイバー攻撃の兆候を監視するMDR(Managed Detection and Response)は、トレンドマイクロの専任部隊が24時間365日の対応を行うため、サービス事業者は、MDRの運用に労力を割く必要はなく、顧客の支援に注力できるとした。