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Colt、大西洋横断海底ケーブルをニュージャージー/ニューヨークに接続する新ルートを提供
2025年3月14日 08:00
英Colt Technology Services(以下、Colt)は現地時間12日、Apollo South大西洋横断ルートが、Coltネットワークの接続拠点(POP)であるニュージャージー・ファイバー・エクスチェンジ(NJFX)に直接接続され、米国における機能が拡張されたと発表した。
ニュージャージー州とニューヨーク市で事業を展開する企業と、Coltの自社ネットワークを結ぶ新たなNJFX海底ケーブルの接続拠点により、Coltの「オンネット」顧客が経験するような、強化された能力、信頼性、および安全性が提供されるとしている。
Apollo Southは全長約7000kmで、全長約1万3000kmのApollo海底ケーブルシステムの一部となり、最大100Gbの速度でデータを伝送する。フランス北西部ブルターニュ地方のラニオンと、米国ニュージャージー州を結び、欧州における数千の異なる拠点と相互接続することで、企業にColtのシームレスで安全なネットワーク・サービスへのアクセスを提供している。
欧州から米国への大西洋横断の海底ケーブルルートは、世界で最も需要の高いルートの1つで、AI、クラウドサービス、IoT、その他の帯域幅を多く必要とするアプリケーションによって生み出されるトラフィックの増加に対応する上で、企業は多様かつ強靭、および高性能なグローバルインフラを必要としているためだとしている。
この新しいサービスは、ニュージャージー州およびニューヨーク市に拠点や支店を持つNJFXのテナント(借り主)やColtの顧客企業にとって理想的だと説明。世界最大の金融ハブのいくつかにおいてデータを転送する金融サービス顧客、米国への進出や新たな収益源の開拓を目指す小売業者、欧州および米国に施設やオフィスを持つ製造業者など、世界中の拠点と接続したいと考えている顧客企業に最適だとしている。
提供される「オンネット」サービスには、帯域幅が最大100GbsのWave専用線サービス、IP Access、およびイーサネットサービスが含まれる。
Colt独自のデジタルインフラに接続する事で、企業はネットワークパフォーマンスの向上、強固なセキュリティ、リアルタイムの柔軟なネットワーク、迅速な見積もり、注文、ネットワーク導入など、より幅広いサービスによる恩恵を受けられるとしている。