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TOKAIコミュニケーションズ、ProxmoxVEを採用したプライベートクラウドサービス「Pracla(PVE)」を提供
2025年3月10日 10:00
株式会社TOKAIコミュニケーションズは7日、InfiniCloud株式会社からIaaS技術の提供を受け、プライベートクラウドサービス「Pracla(PVE)」を提供開始したと発表した。
Pracla(PVE)は、オープンソースのProxmoxVEを利用した、InfiniCloudの「High Response Private Cloud」のIaaS技術の提供を受け、サーバー環境が保有するリソースの範囲内で自由に仮想マシンを構築できるプライベートクラウドサービス。
VMwareやNutanixといった製品ごとに依存した高価な構成から、オープンソースベースでベンダーロックインを排除した構成として高い費用対効果を実現する。TOKAIコミュニケーションズのデータセンター内でのデータ管理や、運用を行うことで高い安全性と信頼性が担保されたプライベートクラウドサービスとして提供する。
オープンソースであるProxmoxVEの採用により、従来製品と比較して安価にライセンスを提供でき、HCIモデルのサーバー3台によるHA機能を有し、シンプルな構成で高い可用性を実現する。
また、ハードウェアを含めた最適化を行い、エンタープライズ向けの高パフォーマンスを実現。安定性向上のためにCPUスケジューラーやメモリマネージャーを特化させた、仮想化プラットフォームProxmoxVEを使用する。
TOKAIコミュニケーションズのデータセンター内での設備管理により、高い安全性と信頼性を担保。さらにTOKAIコミュニケーションズの光ファイバーネットワークによる安定したネットワークサービスと接続することで、さまざまなパブリッククラウドと連携が可能となり、柔軟にハイブリッドクラウドが実現できる。
InfiniCloudが培ったデータを保護するストレージ技術を応用することで、仮想サーバーのデータが配置されるファイルシステムからそのデータフォーマットまで包括し、データを完全にコントロール下に置く。また、TOKAIコミュニケーションズのデータセンター内で運営されるIaaS基盤上で稼働するため、システムやデータは日本国内にて保存、運用されることになり、自国の法令に準拠したソブリンクラウドとしてのサービス提供を可能とする。