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三井住友FGとイー・ガーディアンなど4社、セキュリティ事業の合弁会社「SMBCサイバーフロント」を設立

 株式会社三井住友フィナンシャルグループ、MS&ADインシュアランス グループの三井住友海上火災保険株式会社、サイリーグホールディングス株式会社、イー・ガーディアン株式会社の4社は17日、企業のサイバーセキュリティ対策を支援する合弁会社となるSMBCサイバーフロント株式会社を設立したと発表した。サービス提供を含めた本格的な営業活動は、4月より順次開始予定としている。

 SMBCサイバーフロントは、国内外におけるサイバー攻撃の被害が増加傾向にある中、主に日本国内の中堅・中小企業の顧客を対象に、サービスを通じてサイバーセキュリティ対策を支援する。

 1つ目のサービスでは、中長期目線での定期的なコンサルティングサービスを通じて、顧客に伴走するサイバーセキュリティ対策支援を行う。特に中堅・中小企業において不足傾向にある、サイバーセキュリティ対策の専門人材を補完するため、企業のサイバーセキュリティ対策に関する課題や悩みをヒアリングし、どのように取り組むべきかといった対応方針の相談など、企業の実態に合わせた支援を行う。

 2つ目のサービスでは、定期的なコンサルティングサービスの過程で顕在化した顧客の具体的な課題に対して、提携各社の知見を生かした適切なソリューション提案を実施する。顧客の視点に立った多様なソリューションの比較検討と、それぞれの顧客にとっての最適解の提案を実現する。

 将来的には、伴走型の支援サービスに加え、経営層および従業員向けのセキュリティ教育・研修や、大企業と連携したサプライチェーン対策支援など、さらなるサービス拡充を検討していく。

 SMBCサイバーフロントは、経営層と専門部署の橋渡し役として顧客に寄り添いながら、日本企業全体の適切なサイバーセキュリティ対策の実現を支援することで、日本の再成長に貢献していくとしている。