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博報堂、生成AIで顧客の声を可視化・分析するコンサルサービス「DATA GEAR Voice Analysis」を提供
2025年2月10日 08:00
株式会社博報堂は7日、生成AIを活用して顧客の声(VoC)を可視化・分析するコンサルティングサービス「DATA GEAR Voice Analysis」を提供開始した。
近年、SNSやレビューサイト、カスタマーサポートなど、多くのチャネルから膨大な顧客データが生まれており、これを適切に活用することが企業にとって重要な競争力の源泉となっています。しかし、データの量が増える一方で、企業がその中から価値あるインサイトを抽出し、迅速かつ的確に活用できていないという課題があります。また、顧客も企業に対してより高い期待を抱くようになっており、特にネガティブな体験への即時対応や、潜在的なニーズを予測したプロアクティブなアプローチが求められています。
DATA GEAR Voice Analysisは、企業が保有するアンケート、チャットログ、カスタマーサポートの記録、口コミデータなど、多様な「生活者の声データ」を分析し、企業の成長を加速させるインサイトを発見・提供する。
博報堂が積み重ねてきた生活者発想と生成AIを用いた高度なデータ分析機能を活用し、膨大なデータから生活者の潜在的なニーズや不満を短期間で発見する。特に、各業界や企業特有のマーケティングロジックを生成AIに組み込み、個別企業に適した「ならではのインサイト」を提供する点が特徴だと説明。これにより、従来の分析手法では見落とされがちな課題や施策の方向性を明確化し、ビジネス強化を支援するとしている。
さらに、サービスでは、クライアント企業が自社で生成AIを活用した生活者の声データを分析・活用できる体制構築の支援も行う。これにより、企業が継続的に「生活者の声データ」を活用し、データドリブンなマーケティングや顧客体験の向上を実現できるようにする。
DATA GEAR Voice Analysisは、企業ごとのニーズに合わせた柔軟なコンサルティングを提供し、クイックな分析から継続的なモニタリング、分析要件定義の策定まで、各段階で企業のデータ活用精度を向上させる。さらに、顧客のニーズや不満の深層を探り出し、新規市場開拓の機会を創出するための洞察を提供するとともに、ターゲットセグメントの精緻な理解と最適化にも貢献し、企業のマーケティング成果の向上が期待されるとしている。
博報堂は、生成AIと人間の知見を融合させたDATA GEAR Voice Analysisを通じて、生活者の声を企業の成長ドライバーへと変革し、データドリブンなビジネス戦略の実現を支援していくとしている。