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MBSDとChillStack、LLM特有の攻撃手法と防御手法を実践形式で学べるトレーニングを提供
2025年2月4日 08:30
三井物産セキュアディレクション株式会社(以下、MBSD)と株式会社ChillStackは3日、大規模言語モデル(LLM)を活用したアプリケーションを安全に開発・提供するためのハンズオントレーニング「《実践》LLMセキュリティハンズオン」を、同日より提供開始したと発表した。
「《実践》LLMセキュリティハンズオン」は、急速に多様化するサイバー攻撃に対応するために、LLM特有の攻撃手法と防御手法を実践形式で学ぶことができる、2日間のトレーニングコース。
具体的には、1)LLMセキュリティ入門、2)LLMセキュリティ実践ハンズオン――の2つのパートで構成されている。
1)は、座学でLLMセキュリティの入門・基礎を学ぶもので、「LLMはどのような原理で動作しているか」「どのような活用事例があるか」などを紹介した後、具体的なセキュリティリスクを複数の観点から整理し、実例を用いながら学習するという。
一方の2)は、Pythonによるコーディングや実践的な攻撃・対策ツールなどを活用し、ハンズオン形式でトレーニングを行う。OWASP Top 10 for LLM Applications 2025でも取り上げられている、プロンプトインジェクション、プロンプト・リーキング(システム・プロンプトの窃取手法)、LLMと連携するシステムに対する攻撃(P2SQL InjectionやLLM4Shellなど)といったセキュリティリスクなどを題材に、このトレーニング独自の検証環境に対して実際に攻撃を行うほか、防御機構の開発方法も学ぶとのこと。
価格は、オンラインで実施する場合、1名あたり36万円(税別)で、5名~12名まで対応可能。対面での実施を希望する場合や、トレーニング内容のカスタマイズが必要な場合は個別見積もりとなる。