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電通総研、クラウドDWHを活用したSAP BIプラットフォーム「BusinessSPECTRE XC」
2025年1月17日 16:00
株式会社電通総研は16日、SAP ERPの導入企業を対象としたSAP BIプラットフォーム「BusinessSPECTRE(ビジネススペクトル)シリーズ」の新ソリューションとして、クラウドDWHを活用した「BusinessSPECTRE XC(クロスクラウド)」を販売開始すると発表した。
BusinessSPECTREは、SAP ERPに格納された大量データを抽出・解放し、他システムのデータと組み合わせることにより、経営分析や予算管理などの業務において、自由で高度な分析を実現するプラットフォーム。今回はその新ソリューションとして、クラウドDWH(データウェアハウス)の活用により、企業のビッグデータを一元管理し、多様なデータ分析を実現できるBusinessSPECTRE XCを提供する。
具体的には、SAP ERPの複雑な業務データをはじめ、さまざまなシステムに蓄積された企業内のビッグデータを迅速に抽出し、クラウド環境において一元化するとともに、他システムのデータと組み合わせた多様かつ自由なデータ分析を実現可能。SAP ERPに蓄積されたデータをクラウドDWHへ連携し、さまざまなアプリケーションで活用できるアーキテクチャを採用しているため、データ活用のフローを簡易化し、経営や事業の迅速な意思決定を支援するとした。
さらに、SAP ERPの主要モジュールにおいて、活用頻度の高い標準テーブルのデータ抽出ロジックを事前にプリセットしていることにより、SAPソリューションのテーブル構造に関する高度な知識がなくても、ノンプログラミングでデータ抽出を行えるとしている。
なお今後は、6月末にかけて、段階的にインフラ/モジュールの拡充やデータを転送・変換するテンプレート機能の追加などを行うことにより、汎用性の向上を図る考えだ。
電通総研では、5年間で50社への導入を見込んでいる。