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キヤノンITS、CNAPPツールを用いてクラウド設定監査を行うマネージドサービス「CNAPPサービス」を提供
2024年12月13日 10:00
キヤノンITソリューションズ株式会社(以下、キヤノンITS)は12日、ITインフラサービス「SOLTAGE」の新たなセキュリティラインアップとして、英Cyscale(以下、サイスケール)のCNAPPツール「Cyscale」を用いたマネージドサービス「CNAPPサービス」を提供開始した。
CNAPP(Cloud Native Application Protection Platform)は、クラウド利用においてあるべき状態から逸脱していないかを管理する製品やフレームワークのCSPM(Cloud Security Posture Management)を中心とした、複数のセキュリティ対策を結び付け、より広い範囲でIaaSやPaaSといったパブリッククラウド環境のセキュリティを維持/管理するクラウドセキュリティプラットフォーム。
「CNAPPサービス」は、Amazon Web Services(AWS)やMicrosoft Azure、Google Cloudなど、顧客のクラウド環境に対して、CNAPPツールのCyscaleを使用して一元で監視し、セキュリティリスクを継続的に診断する。また、診断結果をまとめたレポート提供とクラウド設定の改善を提案する。
キヤノンITSが、CNAPPツールの導入から運用/監視までを行うとともに、直感的で分かりやすいUIを備えた操作画面を提供することで、顧客自身でのクラウドの設定状況確認が容易になる。
診断結果は、独自のスコアで評価し、分かりやすいレポートを提供。インターネット上に公開されている資産情報、クラウド設定の変更点、クラウド設定不備に対する修復方法などの情報を月次でまとめ、レポートする。
予算に応じた2つのプランを提供。Managedプランでは、1日1回設定診断し、継続的に顧客のセキュリティリスクを可視化する。CNAPPツールの利用に加え、月次レポートおよびアラート通知の提供と初期診断報告会を実施する。また、単発で設定診断レポートと報告会を行うSpotプランも用意しており、セキュリティ予算やクラウド利用状況に応じてプランを選択できる。
CNAPPサービスの価格(税別)は、Managedプランが月額35万円から、Spotプランが1回40万円から。
キヤノンITSは、ITインフラに関するすべての領域に対応するサービス「SOLTAGE」ブランドのもと、クラウドセキュリティ領域をはじめとするサービスラインアップの拡充に継続して取り組むと説明。今後も時代とともに変化し巧妙化するセキュリティリスクから重要データを守り、情報漏えい対策に課題を抱える顧客をワンストップで支援するサービス/ソリューションを提供していくとしている。