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日立ソリューションズ・テクノロジー、組み込み向けセキュリティプラットフォーム「Kinibi」を販売

 株式会社日立ソリューションズ・テクノロジーは18日、自動車、モバイル、IoTなどにおけるコネクテッドデバイス向け組み込み型セキュリティソリューションを手がける英Trustonicと国内初の販売代理店契約を締結し、セキュリティプラットフォーム「Kinibi」を販売開始すると発表した。

 Kinibiは、ICカードの国際標準化団体GlobalPlatformにより標準化された、TEE(Trusted Execution Environment、デバイス内で信頼されたソフトウェアを安全に実行するための環境)に準拠し、通常のリッチOSが動作するノーマルワールドから分離したセキュアワールドでセキュリティ機能が実行され、デバイス全体のセキュリティを強化する。

Kinibiのシステム構成と特徴

 セキュリティ開発が初めての顧客に対しては、日立ソリューションズ・テクノロジーの組み込みシステム開発およびセキュリティ開発の経験を生かしたメニューで、顧客を支援する。

 開発支援メニューのうち、要件定義コンサルティングメニューでは、セキュリティ機能の要件定義を支援する。トレーニングメニューでは、Kinibi導入のためのトレーニングを提供する。セキュリティ・アプリケーション開発メニューでは、セキュアブート、セキュア認証、DRM、OTAなどを提供する。保守サポートメニューでは、製品保守に必要なサポートを提案する。

 日立ソリューションズ・テクノロジーは今後も、IoT製品セキュリティ開発の課題解決や負担軽減を提案し、顧客にセキュリティプラットフォーム提供、プロフェッショナルサービスを提供するとともに、より安心・安全で快適な社会の実現に貢献していくとしている。