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菱洋エレクトロ、検証環境提供や人材育成などで企業の生成AI導入を支援する「RYOYO AI Techmate Program」
2024年10月30日 15:44
菱洋エレクトロ株式会社は29日、企業向け生成AI導入サポートプログラム「RYOYO AI Techmate Program」を発表した。NVIDIA AI Enterprise環境とGPU環境がすぐに使える開発・検証環境施設、株式会社レトリバと連携した人材育成・技術支援プログラム、企業マッチングなどの「3本の柱」により、製造業、医療、エネルギー業など各産業における生成AIの活用を加速するという。
菱洋エレクトロでは、NVIDIAの販売代理店として、各企業のニーズに合わせてサーバーやネットワーク製品を組み合わせ、AIシステムを一括で構築・提供してきた実績を持つが、今回は、多くの企業が抱える生成AIに関する課題を解決するため、同社やパートナー企業が共創し、RYOYO AI Techmate Programを提供するという。
同プログラムは、AIの検証、企業マッチング、人材育成を3本の柱としており、このうちAIの検証では、NVIDIA DGX H200システム上でNVIDIA AI Enterpriseソフトウェアプラットフォームを利用した開発・検証を行ったり、ハンズオンでの支援を提供したりできる生成AI検証センター「RYOYO Test Lab」を開設する。ここでは、Rancherによるコンテナ利用・運用プラットフォームの利用体験が可能なほか、NVIDIA NeMoによって大規模言語モデル(LLM)のカスタマイズを検証できる環境も用意するとのこと。
また、菱洋エレクトロが提携する、ソフトウェアからハードウェアまでさまざまなソリューションを提供するパートナーエコシステム「RYOYO Techmate制度」に加入するパートナーから、企業の課題解決に最適な企業をマッチングする。
さらに人材育成では、レトリバの支援プログラムを活用し、企業の生成AI導入フェーズに合わせた支援を提供するとした。具体的には、技術的な課題だけでなく、企業競争力を高める活用方法やAI導入にあたっての組織構築など、AIプロジェクト推進のための人材育成・コンサルティング支援を行うとのこと。