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サイバートラスト、AlmaLinuxとSBOM対応の独自機能やサポートをセットにした「Enterprise Pack for AlmaLinux」

 サイバートラスト株式会社は21日、Red Hat Enterprise Linux(RHEL)互換のLinux OSである「AlmaLinux」をベースに、SBOM(Software Bill of Materials:ソフトウェア部品表)対応の独自機能やサポートサービスを追加したパッケージ「Enterprise Pack for AlmaLinux」を、11月より販売開始すると発表した。12月1日からの提供を予定している。

 Enterprise Pack for AlmaLinuxは、AlmaLinuxベースのLinux OSと、日本語での技術サポート、およびEoL(End of Lifecycle)後最長6年の延長利用を実現する延長サポートをあわせて提供するパッケージ。

 Linux OSは数多くのパッケージで構成されているため手動で管理することが難しく、SBOM導入の障壁になっているという。しかしこのパッケージでは、従来は利用者が個別に生成することが求められていたAlmaLinuxのSBOMを、サイバートラストが管理するリポジトリから一括で取得し、ソフトウェア更新時には連動してSBOMの更新を行う仕組みを提供するため、国際的にニーズが増えているSBOMへの対応コストの削減を実現するという。

 また日本語での技術サポート、EoL延長サポートをあわせて提供することで、ソフトウェアサプライチェーンの課題への包括的な対応を支援できるとした。

 価格(税別)は、物理環境向けが1台あたり年額9万6000円、仮想環境向けが1台あたり年額6万円。