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メタップス、AWSのログとコストを一元管理できる横断監視ツール「srest」の本格提供を9月より開始

 株式会社メタップスホールディングス(以下、メタップス)は、Amazon Web Services(AWS)横断監視ツール「srest(スレスト)」を9月2日より本格的に提供開始すると発表した。従来はダッシュボード機能などが無料で提供されてきたが、有料でのサービス提供が開始される。

 srestは、AWSやクラウド監視ツールなどのインフラログやコストを横断的に収集して、可視化や一元管理を実現するサービス。監視対象となるシステムのサービスレベル目標をトップに表示することで、ITインフラの“健康状態”をリアルタイムで確認できるようにしており、オブザーバビリティ(可観測性)の実現を支援するという。

 また、各種AWSサービスのコストを、プロダクト(アカウント)を横断してリアルタイムにグラフ化する機能を搭載。コスト推移の把握や先週比・先月比など、詳細な比較も可能で、費用増加を早期検知しクラウドコストの最適化を支援するとした。

 加えて、各インフラ系サービスのイベントログを収集し、一覧で表示する機能も提供する。サービス/自社プロダクトを横断して可視化できるため、煩雑な日常業務を効率化できるほか、異常を検知した際にはログデータからタスクを作成・管理可能。対応の迅速化・効率化により、障害の未然防止に貢献するとしている。

 価格は、ログ取り込み量が月間2000万件まで、ログ保存期間が60日、コスト保存期間が1年の「スタンダード」プランで月額3万円(税別)から。1カ月の無料トライアルも用意されている。

 なおメタップスでは、年内に100社への導入を目標としている。