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システムサポート、AIアシスタントシステムの導入・活用を支援する伴走型サポートサービス

実際の業務に即した活用方法を策定できるように支援

 株式会社システムサポート(以下、STS)は29日、自社の企業内AIアシスタントチャットシステム「Smart Generative Chat(SGC)」に関する伴走型導入・活用支援サービス「Smart Assist」を提供開始したと発表した。生成AI導入における社内リソースやAIリテラシー不足等の不安要素を解消し、円滑な社内利用を支援するという。

 SGCは、Amazon Bedrock、Azure OpenAI Serviceなどの生成AIサービスを用いて、企業内の情報やナレッジをセキュアな環境で効率的に業務活用できるAIアシスタントチャットシステムで、文書作成、要約・翻訳、Web情報検索など、さまざまなビジネスシーンでAIが業務をサポートしているとのこと。

 今回発表されたSmart Assistは、このSGC導入企業に対し、生成AI活用におけるガイドラインの策定や社内研修の実施、業務棚卸しのワークショップを実現するためのツール提供など、SGCの導入準備から利用促進までをトータルサポートするサービス。STSがこれまで培ってきた、生成AIや大規模言語モデル(LLM)の導入・活用における経験と実績に基づき、SGCの効果的な利用方法や、SGC活用における基本的なノウハウを提供し、実際の業務に即した活用方法を策定できるように支援するとした。

 具体的には、1)Basicプラン、2)Standardプラン、3)Proプラン――の3プランを用意する。

 1)のBasicプランは、SGC導入の中心的な役割を担うプロジェクトチームを対象に、プロジェクトの立ち上げや推進に重点を置き、各種ツールの提供と、SGC管理者向けの研修を実施するもの。SGC導入企業は、初期費用・月額費用ともに無償で利用できるという。

 2)のStandardプランでは、Basicプランの提供内容に加えて、利用ユーザーとなる全社員を対象とした初心者研修、ワークショップの開催を通して、生成AIと業務のかかわりを明確にする。さらに、開催後のフォローアップ窓口(メール対応)を設置し、継続的にAI利活用の支援を行うとのこと。

 なお、全社研修(オンライン)が90分×1回、部署研修(オフライン、都外はオンライン)が120分×3回で、価格は90万円(税別)。

 3)のProプランは、Basicプランの支援内容はそのままに、Standardプランでの提供内容を企業ごとにアレンジする、完全カスタマイズのプラン。研修やワークショップの開催回数、実施内容など、ユーザーが求めるコンテンツの提案が可能とした。価格は、初期費用、月額費用ともに個別見積もりとなる。