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サイオステクノロジー、マルチモデル・リアルタイムデータプラットフォーム「Aerospike Real-time Data Platform」を提供

 サイオステクノロジー株式会社と米Aerospikeは4日、ビジネスパートナーシップを締結すると発表した。これにより、サイオステクノロジーはマルチモデル・リアルタイムデータプラットフォーム「Aerospike Real-time Data Platform」を日本国内の販売代理店として販売し、開発支援や運用のコンサルティングサービスを提供する。

 サイオステクノロジーでは、大規模データを処理するには、従来型のシステム構成では高負荷がかかり、システムのパフォーマンスが落ちる、またはシステムのパフォーマンスを維持するために高コストになるという課題があったと説明。AI利活用が企業にとって必要不可欠となる近い未来を見据え、サイオステクノロジーが提供する「APIサービス」と、大規模データの処理を高速かつ低コストで行えるAerospike Real-time Data Platformを組み合わせることで、リアルタイムデータを事業に生かしたいという日本企業の要望に応える体制を整え、これまで以上に多種多様な業種業界の事業に寄与するとしている。

「Aerospike Real-time Data Platform」の概要

 Aerospike Real-time Data Platformは、1ミリ秒未満の低レイテンシーと、25万OPS以上の高スループットを実現することにより、Aerospike導入前と比較して300%以上のパフォーマンス向上が見込まれると説明。Aerospikeの特許取得済みHybrid Memory Architectureは、他のNoSQLプロバイダーと比較した場合、サーバーやクラウドインスタンスの規模を最大80%削減し、圧倒的な競合優位性を発揮するとしている。

 ギガバイトからペタバイトまでの大量データに対し、シームレスなスケールでリニアなパフォーマンスを提供。XDR/Rack awareness、Strong Consistencyといった独自の機構により、グローバルに分散された強力で一貫性を持つデータで99.999%以上の稼働率を実現する。これにより、リアルタイムでミッションクリティカル、かつ厳格なSLA基準を順守したアプリケーションを構築できる。

 また、Aerospikeは、キーバリュー、ドキュメント、グラフ、ベクトルを有するマルチモデルデータベースで、これによりAerospike単体でオンライントランザクション処理、データ分析、AI/ML(機械学習)といったあらゆるユースケースに対応する。

 サイオステクノロジーと米Aerospikeは今後、両社はセミナー開催などのマーケティング活動および導入に向けた営業活動を共同で展開し、拡販を進めるとしている。