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ウチダスペクトラム、Microsoft 365環境向けマネージドセキュリティサービスを提供

 ウチダスペクトラム株式会社は1日、企業のMicrosoft 365環境におけるセキュリティ対策・運用業務を支援するマネージドセキュリティサービスを拡張・再構成し、「ウチダスペクトラムのマネージドセキュリティサービス」として7月1日に提供を開始した。

 ウチダスペクトラムでは、セキュリティ運用の重要性が急拡大する中、社内リソースだけで人材を確保することは困難で、緊急の課題となっていると説明。こうした背景を踏まえ、より幅広い顧客のセキュリティリスクの低減・セキュリティレベルの向上を支援するために、Microsoft 365 クラウド環境対象製品として、堅牢性の高いマルウェア対策とウイルス対策保護やデバイスの強化など次世代セキュリティ対策を施した「Microsoft Defender for Endpoint P1」を新たに追加し、サービス範囲を拡張した。同時に、これらの総称となるサービスファミリー名を「ウチダスペクトラムのマネージドセキュリティサービス」とした。

 サービスの拡張にあたり、サイバーセキュリティ対策に不可欠なソリューションをワンストップで統合的に提供する、セグエセキュリティ株式会社と新たに協力関係を結び、顧客のMicrosoft 365 環境における脅威対策・情報保護アラートについて、セグエセキュリティが運営するセキュリティ監視センターから24時間/365日体制でセキュリティイベントの高度なログ分析など、早期検出や監視を行う。

 監視対象から検出されたセキュリティアラートに対して誤検出の有無を検証し、影響度を評価する。また、被害の可能性を考慮して、顧客の担当者に適切な対策案を提案する。さらに、月次レポートと定期報告会(オプション)を通じて、環境構築や構成変更のアイデアを共有し、セキュリティの向上を継続的にサポートする。

 サービスは1ライセンスから利用でき、スモールスタートで効果を確認し、段階的に適用範囲の拡大も可能。Microsoft Defender for Endpoint P1を利用可能な顧客(Microsoft 365 E3/E5/E5 Securityなど)へ、顧客のニーズやセキュリティレベルに合わせたサービスを提供する。

 専門知識を持つセキュリティアナリストと自動化を組み合わせ、24時間/365日にわたって適切な判断・対応を行い、顧客のセキュリティをトータルでサポート。ウチダスペクトラムの製品知識とセグエセキュリティの豊富なセキュリティ経験のコラボレーションにより、Microsoft365製品のパフォーマンスを引き出す。日々の運用で直面する大量のログに対し、アナリストが詳細な分析や一次対処、適切な対応策を提案する。

 ウチダスペクトラムの持つMicrosoft製品とサービスの導入実績から得たノウハウを、顧客の環境に合わせてプランを提案。よりセキュリティレベルを向上させるための効果的な活用をサポートする。

 サービスの価格は、1ユーザーあたり月額450円(税別)。ウチダスペクトラムでは、サービス利用ユーザー数初年度5000人を目標とする。