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Synology、ビジネス向けデータ保護アプライアンス「ActiveProtect」を発表

 台湾Synologyは5日、ビジネス向けデータ保護アプライアンス「ActiveProtect」を発表した。アプライアンスを発表しました。

 ActiveProtectは、組織全体のデータ保護ポリシー、タスク、およびアプライアンスを中央管理することで、統一された管理および制御プレーンを提供するデータ保護製品。エンドポイント、サーバー、ハイパーバイザー、ストレージシステム、データベース、Microsoft 365およびGoogle Workspaceサービスを包括的にカバーすることで、ITの死角を減らし、複数のデータ保護ソリューションを運用する必要性を低減する。

 ITチームは、数分でActiveProtectアプライアンスを迅速に導入し、中央のコンソールを使用して、グローバルポリシーを通じて包括的なデータ保護計画を作成できる。不変性やエアギャップポリシーの実施から回復手順の実行まで、直感的に操作できるように設計されており、運用の負担を削減する。

 各ActiveProtectアプライアンスは、単体またはクラスタ管理モードで動作する。ストレージ容量は、Synology NAS/SANストレージソリューション、C2 Object Storage、またはクラスタ内の他のActiveProtectアプライアンスと階層化できる。さらに、既存のSynology Active Backup for Businessは、統一されたインターフェイスから管理可能で、高い導入の柔軟性を提供する。

 データ保護専用に構築されたActiveProtectアプライアンスは、ソースサイド、グローバル、クロスサイトの重複排除による増分バックアップを活用し、最小限の帯域幅使用で高速バックアップとレプリケーションを実現する。ActiveProtectは、標準的な重複排除比率2:1以上でバックアップを最大7倍高速化し、運用コストを削減する。

 ActiveProtectは、2024年後半にSynologyの販売代理店およびパートナーを通じて提供される予定。