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Synology、12ベイのラックマウント型ストレージサーバー「SA3610」「SA3410」を発表

SA3610/SA3410

 台湾Synologyは12日、スケーラブルなストレージシステムの新製品「SA3610」「SA3410」を発表した。

 SA3610/SA3410は、12ドライブベイから始められ、96ドライブベイ・最大物理ストレージ容量1.7PBにまで拡張可能なストレージシステム。シーケンシャル読み出しは6200MB/秒、シーケンシャル書き込みは3000MB/秒を超え、10/25/40ギガビットイーサネット(GbE)およびFibre Channelネットワーキングをサポート(10GbE RJ-45×2ポートが装備済み)。さらに、ネットワークボンディングとSMBマルチチャネルをサポートし、高い性能を要求するアプリケーションに対応する。

 ハイブリッドストレージアレイを構築することで、HDDボリュームで要するI/O速度と遅延を、読み書きキャッシュとして動作するSSDボリュームで低減させる、コスト効率の高いソリューションを実現できる。

 専用の帯域外(OOB)管理ポート、Synology CMSによる中央管理、Active Insightによるクラウドを利用したリモート監視などのリモート管理ソリューションにより、管理者の負担を軽減する。同時に、ハードウェア冗長性とSynology High Availabilityによるアクティブ-パッシブのクラスタ構築により、サービスの稼働率を最大化できる。

 すべてのSynology SAシリーズには、企業向けの信頼性の高いファイル管理、共有、同期ソリューション一式が含まれる。Synology Driveを使うことで、ファイルの管理と共有のツールにPC、Mac、モバイルデバイスでどこからでもアクセスできるようになる。デバイス間で接続してデータを同期することで、リモートのチームやオフィスでも同じ情報を扱えるようになる。