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デル・テクノロジーズ、インテルGaudi 3 AIアクセラレーターを搭載する「Dell PowerEdge XE9680」を発表

 米Dell Technologies(以下、デル・テクノロジーズ)は現地時間9日、インテルのGaudi 3 AIアクセラレーターを搭載した「Dell PowerEdge XE9680」を発表した。

 PowerEdge XE9680は、AIや機械学習、ディープラーニングなどの、要求の厳しいワークロードに対応する、8基のGPUアクセラレーターを搭載する高密度GPUサーバー。今回、ラインアップにインテルGaudi 3アクセラレーターが加わったことで、実現可能なサーバー構成の幅はさらに広がったとしている。

 インテルGaudi 3 AIアクセラレーターは、64個のカスタム/プログラム可能なTensorプロセッサーコア(TPC)、128GBのHBMe2メモリー容量、3.7TBのメモリー帯域幅、96MBのオンボードスタティックRAM(SRAM)など、生成AIのワークロードに欠かせないパフォーマンスのための機能を提供する。Gaudi 3のオープンエコシステムはパートナーシップにより最適化され、モデルライブラリの堅牢なフレームワークによりサポートされると説明。その開発ツール群は既存のコードベースの移行を簡素化し、移行をわずか数行のコード行まで減らすとしている。

 また、インテルGaudi 3アクセラレーターにより強化されたPowerEdge XE9680は、6つのOSFP 800GbEポートを介して、アクセラレーターに直接統合された新しいネットワーキング機能を採用。これらのリンクにより、システム内に外付けNICを搭載することなく、外部アクセラレーターファブリックに直接接続でき、インフラストラクチャーを簡素化するだけでなく、TCOを削減し、インフラストラクチャーの複雑さも軽減する。さらに、Gaudi 3の専用メディアデコーダーは、AIビジョンアプリケーション向けに設計されており、広範なプリプロセス(前処理)タスクを処理できるため、ビデオからテキストへの変換を効率化し、エンタープライズAIアプリケーションのパフォーマンスを向上させるとしている。