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イー・ガーディアンが「株主総会リスク検知サービス」を提供、不正配信をリアルタイムで検知

 イー・ガーディアン株式会社は11日、株主総会の不正配信をリアルタイムで検知する開始したと発表した。

 イー・ガーディアンによれば、産業競争力強化法の改正によってバーチャル株主総会の開催が可能になったことで、株主総会の実施形態が多様化している一方、会場内での不正な録画・録音やリモート参加者によるミラー配信などで、株主の顔や名前が公開されてしまうリスクが高まっているという。実際に多くの企業では、出席者のプライバシー権や肖像権を保護する観点からも総会の録音・録画・転載を禁止しているものの、これらのリスクを低減するためには、禁止事項の周知だけではなく、SNS等で総会中の不正配信が行われていないかを、注意深くチェックする必要があるとのこと。

 そこでイー・ガーディアンは今回、SNS等での不正配信をリアルタイムで検知する「株主総会リスク検知サービス」を提供開始するとした。同サービスでは、株主総会の開催中に各種SNSやライブ配信サービスなどを監視し、不正配信が行われていないかをチェックし、検知次第、即座に通知する。また、オンラインで視聴できない、接続が切れてしまったなど、株主総会参加者からの配信中のトラブルやその他IR関連の問い合わせの1次対応も行うとした。

 さらに、株主総会の開催前後に、SNS上の声を収集・分析・レポーティングする「ソーシャルリスニング」をあわせて実施することにより、ステークホルダーが抱く企業への不満や期待、疑問等を把握でき、株主総会資料への反映や今後の事業運営に役立てられるとしている。