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TIS、「OCIトータル支援サービス」にセキュリティ対策アセットメニューを追加

 TIS株式会社は26日、「Oracle Cloud Infrastructureトータル支援サービス(以下、OCIトータル支援サービス)」に、脆弱性対策アセットメニューを追加すると発表した。

 OCIトータル支援サービスは、ミッションクリティカルシステムのOCIへの移行を、コンサルティングから導入・移行、稼働後の運用までトータルで支援するサービス。

 追加するセキュリティ対策アセットメニューは、Oracle Cloud Infrastructure(以下、OCI)運用における設定や作業およびDatabaseなどの脆弱性をチェックし、可視化・予防対処を行う。OCIのセキュリティサービスであるOracle Cloud GuardやOracle Security Zones、Oracle Data Safe、Zero Data Loss Autonomous Recovery Serviceなどを活用し、企業のミッションクリティカルシステムのOCIでの稼働を想定したTIS独自の設定や運用ガイドを提供する。

 メニューを活用することで、クラウド環境の設定ミスなどセキュリティリスクとなるような操作を抑止・予防するとともに、クラウド上の設定や操作の脆弱性を検知・自動対処できるようになる。また、仮想マシンやDatabaseの脆弱性も可視化し、セキュアなクラウド運用を可能にする。これらOCIの各種セキュリティサービスは、TISの独自テンプレートを使用することで、標準3カ月という短期間で効率的に導入できる。

 メニューは、TISがこれまで金融業界など高いセキュリティレベルが求められる顧客向けに、Amazon Web Services(AWS)やMicrosoft Azureの導入・運用で培ったノウハウをもとに構築。OCIにおいても、クラウドネイティブなサービスを活用し最適化しており、クラウドインフラだけでなく、データ保護などDatabaseもカバー範囲として対応が可能としている。

 提供メニューのうち「カスタムテンプレート導入」は、TIS独自のカスタムテンプレートを利用し、OCIのセキュリティサービスであるCloud Guard、Security Zones、Vulnerability Scanning Serviceを設定・導入する。運用操作ガイドも提供し、顧客自身で運用できるようにする。50以上ある各設定ポリシーを、事前最適化したアセットで効果的かつ効率的に導入する。

 「個別コンサルティング対応」は、TISのカスタムテンプレートをベースに、顧客の独自運用にも対応した各サービスを設定・導入、運用操作ガイドの提供を行う。設定ポリシーや自動対処方法、検知・通知方法などを、よりカスタムオーダーメイド型で導入したい顧客向けのメニューとなる。

 「データ保護・DBセキュリティリスク可視化オプション」は、セキュリティ事故などに遭った場合でも、安全に保護されたバックアップからデータを即時復旧できるよう、DatabaseサービスのバックアップにZero Data Loss Autonomous Recovery Serviceを活用する。また、OCIのData Safeサービスにより、Databaseのセキュリティリスクを可視化できるようにする。さらに、これらの運用・操作ガイドも提供する。

 セキュリティ対策アセットメニューの価格は300万円(税別)から。