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オムロン、薄型設計・耐環境性のUPS「BVシリーズ」に機器拡張性と長時間バックアップに対応する「BV100シリーズ」を追加

BV100REM/BV100REXBV100REM/BV100REX

 オムロン ソーシアルソリューションズ株式会社は21日、薄型設計で耐環境性を実現した無停電電源装置(UPS)「BVシリーズ」に、機器拡張性と長時間バックアップに優れた「BV100シリーズ」を追加し、6月に発売すると発表した。

 「BV100REM/BV100REX」は、1Uの薄型設計と使用環境温度-10~50℃の厳しい温度環境下でも使用できる耐環境性を備えることでさまざまな設置シーンに対応するBVシリーズに、接続機器の拡張性と長時間バックアップを兼ね備えた製品。

 容量1000VAクラスでの薄型1Uかつ奥行き400mm設計で、EIA規格に適合しており、従来の容量1000VAクラスのUPSでは困難だった、通信キャビネットなどの限られたスペースに設置できる。

 バッテリー増設・後付けが可能で、増設用バッテリーユニットを3台まで接続し、バックアップ時間を延長できる。増設用バッテリーユニットは追加が可能なため、製品に接続されるネットワーク関連機器のシステム要件や構成変更に柔軟に対応できる。また、UPS本体と同じ標準使用期間(10年/25℃・8年/35℃・4年/45℃、2.8年/50℃)の長寿命なリチウムイオンバッテリーを搭載し、バッテリー交換による工数・費用を低減できる。

 11種類の設置パターンに対応し、オプションの金具を使用することで、置き場所に応じた設置方法を選べる。

 PoEスイッチの各ポート単位の死活監視および遠隔OFF/ON制御機能を搭載し、IPカメラやアクセスポイントなどの異常時、対象ポートを自動で検出およびリブート制御が可能。また、PoEポートへの給電を制御するコマンドをあらかじめ登録しており、パナソニックEWネットワークス株式会社、シスコシステムズ合同会社(今後対応予定)、ネットギアジャパン合同会社、APRESIA Systems株式会社の各社のPoEスイッチの場合、コマンド設定の作業工数を軽減できる。