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ユニアデックス、OTセキュリティビジネスの強化に向けTXOne Networks Japanとパートナー契約を締結

 ユニアデックス株式会社は19日、製造業をはじめとしたOT領域に向けたセキュリティビジネスの強化を図るため、TXOne Networks Japan合同会社とパートナー契約を締結したと発表した。ユニアデックスでは、TXOne Networks Japanの産業用制御システムを保護するサイバーセキュリティソリューションを用いて、顧客のOT関連システムに適切なセキュリティ対策を施すとともにサイバー攻撃から保護し、安定稼働の実現を目指す。

 TXOne Networks製品は、物理的に外部から切り離されたOT環境で動作するシステムや機器へのサイバー攻撃に対しても、セキュリティ対策を講じられる製品。

 TXOne Edgeシリーズは、ネットワーク型の境界防御で、ファイアウォールによるインターネット境界防御に限らず、工場内のネットワーク経路に導入することで、内部からのサイバー攻撃、感染した端末からの水平攻撃からも保護する。製造ライン、PLCの系統ごとの防御など、重点的に守りたいエリアを優先した対策も可能。IPアドレスを持たず、既存環境の設計を変更することなく導入できるため、新設工場のみならず、すでに稼働している工場への対策としても活用できる。

TXOne Edgeシリーズ(ネットワーク型の境界防御)

 USBメモリー型の製品「Portable Inspector」は、検疫をしたい端末のUSBポートに挿すだけで、マルウエアの検知と駆除を行うことが可能なツール。Portable Inspector自身の検疫、持ち込みUSB接続デバイスの検疫は、USBドック型のSafePortに挿すだけで実現でき、直観的かつ専門知識が不要で、現場ですぐ使えるセキュリティ製品群となっている。

TXOne Elementシリーズ(USBメモリー型/ドック型のセキュリティー検査・資産管理)

 Stellarシリーズは、インストール型のエンドポイント保護製品で、インストールすることで、パッチが提供されない古いOSのセキュリティ対策を実現する。性能が低い、古くなった端末でも利用できる。

Stellarシリーズ(インストール型のエンドポイント保護)

 ユニアデックスは今後も、OT領域に対してさまざまなソリューションを提供しながら、OTビジネスに関わるサービスを順次拡充していくと説明。また、製造業をはじめ医療分野などの顧客が抱えるリスクを低減し、安全で安心して利用できる高性能なインフラ構築を実現していくとしている。