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日立産業制御ソリューションズ、中堅企業向けにSAP S/4HANA Cloud Public Editionを提供開始

 株式会社日立産業制御ソリューションズは13日、SAPのクラウド型ERP「SAP S/4HANA Cloud Public Edition」を2月より提供開始すると発表した。

 SAP S/4HANA Cloud Public Editionは、SAPが提供するSaaS型のクラウドERP。ベストプラクティスを活用することにより、プロセスの標準化やシステム導入、インフラ拡張などにかかる時間の短縮が期待できるという。またSaaS型で提供されるため、常に最新のバージョンを利用でき、AIやRPA、セキュリティなど先進の技術を継続的に取り入れることが可能とした。

 日立産業制御ソリューションズでは、SAPのサービスパートナーとして長年にわたるSAPの導入経験と多くの業種への対応経験を持つとのことで、こうした経験・ノウハウを生かして、SAP S/4HANA Cloud Public Editionを中心とした「GROW with SAP」を、中堅企業へ提供するとしている。

 なお同社は、OT×デジタル技術を強みとし、工場などの現場を対象としたワンストップソリューションを提供しているが、今回のSAP S/4HANA Cloud Public Editionの提供により、ERP領域から現場のラインや機器のコントロールまでを、一気通貫で提供可能になったとのこと。同社では、顧客企業の事業拡大に向けた段階的な導入を提案することで、システムの導入検討から運用保守まで伴走支援するとしている。