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日立情報通信エンジニアリング、Microsoft 365の不慮のデータ損失に備えるバックアップサービスを提供

堅牢なバックアップ環境とデータ損失時の迅速な復旧を支援

 株式会社日立情報通信エンジニアリングは2日、Microsoft Azureのストレージサービスを活用した米Rubrikのバックアップサービス「Rubrik Security Cloud」により、Microsoft 365の不慮のデータ損失に備える「Microsoft 365利用者向けデータ保護のソリューション」を販売開始すると発表した。

 「Microsoft 365利用者向けデータ保護のソリューション」は、日立情報通信エンジニアリングがデータ保護ソリューションの提供で培ってきた知見・経験と、Rubrik製品の一次代理店である東京エレクトロンデバイスの連携のもと、利用企業のMicrosoft 365環境のデータを保護するサービス。SaaSとして提供されるため、初期投資を抑えたスモールスタートを前提にしており、業務データ量の増加に伴った柔軟な拡張に対応するほか、ユーザー数と必要な容量ベースの利用しやすいサブスクリプション形式で提供されるという。

 導入時は、GUI操作により15分程度のセットアップ時間で利用開始可能。ストレージ容量、インスタンスなどのMicrosoft Azureでのリソースを自動最適化する仕組みも備えた。データの保管期間は、データの重要度に応じて設定できる。

 環境がMicrosoftのクラウド内部で閉じているため、基本的に、保護対象のデータをクラウド外に出さずに運用でき、安全性を確保している点もメリット。また、ユーザー単位、グループ単位、サービス単位といった各レベルで、個別・一括などのポリシーに従った精緻な管理を実現しているという。加えて、アクセス権限は多要素認証によって制御され、組織内外からの不正アクセスを排除できるとのこと。

 さらに、書き換えできないイミュータブルファイルシステムに格納することで、書き換えリスクを排除可能。データ復旧も、数回のクリック操作で容易に行えるとした。