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インテック、金融機関向け総合情報系ソリューションを「fcube」としてリニューアル

AIやデータの利活用に向けた新機能などを搭載

fcubeが目指すサービスイメージ

 株式会社インテックは11日、金融機関向け総合情報系ソリューション「F³(エフキューブ)」をリブランディングし、AIやデータの利活用に向けた新機能などを搭載した「fcube」として、サービス展開を開始すると発表した。

 従来のF³では、金融機関向け総合情報系ソリューションとして、情報の一元管理、法人企業の事業性評価など、金融機関での営業推進を目的にサービスを提供してきた。

 これに対してfcubeでは、金融機関とステークホルダーがつながる仕組みを構築し、ステークホルダーも活用できるサービス機能を提供する。例えば、金融機関およびグループ各社で顧客情報・営業情報を共有できるデータ管理機能を提供することにより、グループとなった一体営業を促進し、顧客への提案品質向上を支援するという。また、顧客が来店不要で金融機関と非対面でつながるチャネルを拡充し、顧客の利便性向上を実現するとしている。

 また、AIやデータの利活用に向けた機能やサービスを、2024年10月より随時提供開始する予定。具体的には、蓄積された行動データや取引データなどを集約した基盤を用意し、可視化・分析を促進する環境を整えて、データ利活用やAI活用に必要な機能を提供するとした。

 例えば、顧客の状況変化や営業活動結果のデータなどをAIに取り込み、さまざまなアシスト情報を提供することで、営業担当者の提案や活動推進をサポートするほか、生成AIの活用による、金融機関の業務効率化や営業施策への活用を目指すとのこと。

 このほか2024年度以降には、ユーザーのニーズに応える形態でのサービス提供を開始する。これにより、ビジネス戦略、利用シーンに応じて、fcubeのさまざまなサービスから必要な機能を選択し、自由にサービスをカスタマイズ可能になるという。

fcubeのブランドロゴ