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富士通、ハードウェア専業の「エフサステクノロジーズ」を発足 開発から製造・販売・保守までを一貫して担当

 富士通株式会社は26日、サーバー、ストレージなどを中心としたハードウェア事業の基盤強化に向け、同事業を、富士通エフサスを母体として2024年4月1日付で発足する「エフサステクノロジーズ株式会社」に統合すると発表した。

 富士通では現在、PCサーバー「PRIMERGY」、基幹IAサーバー「PRIMEQUEST」、ストレージシステム「ETERNUS」を中心としたサーバー、ストレージ製品を提供しているが、今後は、それらの開発から製造、販売、保守までの機能すべてを、エフサステクノロジーズに統合。さらに、ネットワークサーバー「IPCOM」を中心とするネットワーク/テレフォニー製品の、開発から製造、販売、保守までの機能と、アライアンスパートナー製ネットワーク製品の販売・保守機能、法人向けPC事業における顧客への直接販売機能も、エフサステクノロジーに統合する。

 また今回のハードウェア事業の統合に伴い、これらの事業に関連した従業員も同社に合流するとのこと。

 今後は、エフサステクノロジーズが直接、顧客に対するハードウェア製品の販売・保守を行い、システムインテグレーション(SI)/マネージドサービス/インフラサービスは富士通が提供する体制となる。

 なお、サーバーのうちメインフレームおよびUNIXサーバー事業と、ネットワークのうち通信キャリア向け事業については、従来通り富士通にて継続するとした。