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デル・テクノロジーズ、Red Hat OpenShift向けの専用アプリケーションデリバリープラットフォーム「Dell APEX Cloud Platform for Red Hat OpenShift」を提供

 デル・テクノロジーズ株式会社は16日、「Dell APEX Cloud Platform for Red Hat OpenShift」の提供開始を発表した。同ソリューションは、Kubernetesを採用したRed Hat OpenShift向けに、完全に統合された、専用アプリケーションデリバリープラットフォーム。Red Hatと共同開発したAPEX Cloud Platform for Red Hat OpenShiftは、企業がオンプレミス環境でコンテナを展開、管理、実行するための基盤を提供する。

 Red Hat OpenShiftは、アプリケーションの開発、モダナイズ、展開、実行、管理に伴う労力を軽減し、パブリッククラウド、ハイブリッドクラウド、オンプレミス、エッジアーキテクチャーのすべてにわたり、一貫した体験を提供する。APEX Cloud Platform for Red Hat OpenShiftは、マルチクラウドを簡素化し、アプリケーションデリバリーを加速させ、ワークロード配分を最適化するソリューションを提供することで、オンプレミスでの運用を変革するとしている。

 デル・テクノロジーズでは、顧客はマルチクラウド環境で、パブリッククラウドの俊敏性と柔軟性を損なうことなく、オンプレミスがもたらすパフォーマンス、信頼性、セキュリティーを必要としていると説明。APEX Cloud Platform for Red Hat OpenShiftは、Red Hat OpenShiftをベアメタルプラットフォームとして簡素化し、迅速に展開・実行するためのターンキーソリューションで、APEX Cloud Platform Foundation SoftwareをRed Hat OpenShiftコンソールに統合する。

 これにより、Red Hat OpenShiftの展開を自動化し、手作業によるアプローチに比べて90%高速化するとともに、ライフサイクル管理の自動化により、アップデートの実行に要する時間を90%短縮できるとしている。デル・テクノロジーズは、メジャーリリースごとに2万1000時間にも及ぶ「APEX Cloud Platform Foundation Software」の相互運用テストを行うことで、ライフサイクル管理の自動化を実現させているという。

「APEX Cloud Platform Foundation Software」をRed Hat OpenShiftコンソールに統合

 さらに、アプリケーションのポータビリティーを最適化。マルチクラウド環境において、アプリケーションのポータビリティー(移動性)は不可欠な要件で、アプリケーションをオンプレミスに展開している企業は、パブリッククラウドとの互換性と相互運用性を求めているが、APEX Cloud Platform for Red Hat OpenShiftは顧客がマルチクラウド環境間で、アプリケーションやデータセットをよりシームレスに移動できる環境を実現する。

 エンタープライズレベルの厳格なSLAも提供。APEX Cloud Platform for Red Hat OpenShiftは、次世代「Dell PowerEdge」サーバーと、線形の拡張が可能なDellエンタープライズSDS「Dell PowerFlex」のテクノロジーによる共通のビルディングブロック上に設計されており、これにより幅広いワークロードのパフォーマンス、拡張性、レジリエンスに対するエンタープライズ レベルの厳格なSLAを満たすとしている。

 APEX Cloud Platform for Red Hat OpenShiftの価格は個別見積もり。