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AI CROSS、データに基づき店舗の出退店判断を支援する「店舗売上予測ソリューション」

 AI CROSS株式会社は、データに基づいた店舗の出退店判断を支援する「店舗売上予測ソリューション」を、11月20日より提供開始すると発表した。価格はオープン。

 店舗売上予測ソリューションは、小売業・飲食業・サービス業の企業が保有する既存店舗の情報や売上などのデータをもとに、AIを用いて、出店候補物件の売上金額を予測し、データに基づいた出退店判断を支援するもの。これによりデータに、基づいた出退店判断を支援し、経営の不確実性を軽減するという。

 また、国内外の商圏データを内蔵しており、海外出店においても精度の高い売上予測が可能な点も特徴。さらに、売上予測を提示するとともに、商圏人口や面積、家賃、競合店舗などの要素と売上との依存関係性も示すことで、それぞれの物件の成功要因を特定できるとした。

 分析にあたっては、利用企業のデータをもとに、最適なアルゴリズムを自動で組み合わせ、高精度のAIモデルを構築するとのことで、データ種やデータ量が限られている場合でも、専門のデータサイエンティストが、ヒアリング結果をもとに売上予測に必要な情報を追加・収集・加工することで、高い予測精度を実現可能。初期モデル構築後に発生した出退店のデータも組み入れ、分析モデルを常に最新に保つという。

 AI CROSSでは、誤差±5%~15%を可能にする高い予測精度を実現すると、効果を説明している。

 なおメニューとしては、SaaSサービスとレポートサービスの2つの提供形態が用意された。

 このうちSaaSサービス(店舗売上予測AIツール)は、自社でAIによる予測分析を行いたい企業向けのサービスで、候補物件が多く、分析頻度が高い企業に適しているとのこと。こちらのサービスでは、売上予測結果を一覧表示するだけでなく、地図上にプロットするため、候補物件の位置と予測売上の大きさを一目で把握でき、どの地域に出店すれば売上が大きくなるか、どの物件を優先すべきかが明確になるとした。また、予測分析に必要なAIモデルの作成や運用の定着化は、AI CROSSのデータサイエンティストが伴走支援する。

 一方のレポートサービス(店舗売上予測AIサービス)は、AI CROSSが売上予測分析を行い、結果をレポートで提供するもので、出店頻度が少なく、確固たる分析結果が必要な企業に適しているとのことだ。