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ネットワールド、米OPSWATのファイル脅威除去「MetaDefenderプラットフォーム」を販売

 株式会社ネットワールドは9日、米OPSWATとディストリビューター契約を締結し、ファイルの高度な無害化や次世代サンドボックスなどによる脅威除去を可能にする「MetaDefenderプラットフォーム」を提供開始したと発表した。

 OPSWAT MetaDefenderプラットフォームは、OPSWATのMetaDefender Coreの各機能により、さまざまなファイルの高度な検査や脅威除去が可能。マルチスキャンや無害化など、必要な機能を選択して利用できる。また、OPSWAT MetaDefenderオプションとして、リムーバブルメディアやメール、クラウドストレージ、ICAPサーバー、ファイル転送サービスなど、ファイルの受領や受信方法により、MetaDefender Coreと連携するオプションを用意する。

 OPSWATは、ゼロトラストの発想により、メールやさまざまな経路で受け取る多種多様なファイルを、受け取る前に高度な検査で確認し、高度な無害化などにより脅威除去をするという新しいアプローチのセキュリティソリューションを提供している。

 複数のアンチウイルスエンジンでスキャンし、検知率を上げるOPSWAT独自の「マルチスキャン」や、ファイル内の脅威を高度かつ高速に除去する「Deep CDR(高度な無害化)」、実行ファイルを高速に検査可能な「次世代サンドボックス」、インストールする前にアプリケーションのインストーラーの脆弱性を検査する「アプリ脆弱性チェック」、機密情報を秘匿化(マスキング)し、漏えいを防ぐ「DLP(Data Loss Prevention)」といった豊富な機能で、多重にファイルの安全性を確認できる。

 Deep CDRは、全てのファイルに悪意があるものとみなし、ファイル内の潜在的に悪意のあるコンテンツを削除・無効化する。多くのファイルが1秒以内~数秒で無害化できる高速性と、ファイルが崩れず、ファイル形式もそのままで、処理前、処理後のファイルイメージが変わらないユーザビリティを維持したまま、安全なコンテンツに再構築できる。

 MetaDefenderのREST APIやオンプレミスAPIも提供し、企業や組織のアプリケーションやすでに実装されたセキュリティアーキテクチャーに、MetaDefender Coreの高度な検査や脅威除去技術を連携や統合できる。