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NEC、PostgreSQL向け個別パッチ作成サービスの対象にPostgreSQL 11を追加

コミュニティサポート終了後の安定した利用を支援

 日本電気株式会社(以下、NEC)は27日、コミュニティサポートの終了を迎える「PostgreSQL 11」の利用者を支援するため、「PostgreSQLサポートサービス(パッチサービス)」(以下、PostgreSQLパッチサービス)の対象範囲をPostgreSQL 11まで拡大すると発表した。

 PostgreSQLパッチサービスは、コミュニティから修正物件が出ない場合に、NECが独自にパッチを作成するサービス。PostgreSQLの利用が拡大している昨今、コミュニティサポート期間終了後も該当バージョンを安心して利用できるよう、PostgreSQL 12以降を対象に同サービスを提供してきたが、今回は顧客企業からの要望を受けて、11月9日にサポート停止が迫るPostgreSQL 11を対象に追加した。

 これにより、コミュニティサポートが終了するPostgreSQL 11についても、新規問題が検出された場合には修正物件の提供が行われるようになる。またPostgreSQLパッチサービスでは、利用中に発生した脆弱性の影響について調査することも可能としている。

 なおNECでは、PostgreSQLの利用を支援するためのサービスをさまざま提供しており、例えば「PostgreSQL保守サポートサービス(Advanced)」では、指定のOSS(オープンソースソフトウェア)ツールを含めて、PostgreSQL技術者による24時間365日体制のサポートを提供しているとのこと。