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NEC、PostgreSQLの長期間利用を支援する個別パッチ作成サービスを提供

 日本電気株式会社(以下、NEC)は17日、PostgreSQLのコミュニティサポート終了後も該当バージョンを安心して利用し続けられるよう、個別にパッチを作成し提供するサービス「PostgreSQLサポートサービス(パッチサービス)」を提供開始すると発表した。

 PostgreSQLコミュニティはメジャーバージョンのリリース後、5年間をサポート期間としており、それ以降はバグ修正やセキュリティ脆弱性のコミットが取り込まれないといった問題があったという。

 今回発表されたPostgreSQLサポートサービス(パッチサービス)は、PostgreSQLのコミュニティサポートが終了した後も個別にパッチを作成して提供するサービスで、こうした課題に対応し、PostgreSQLの長期運用を支援するとした。具体的には、コミュニティサポート終了後のバージョンにおいて未修正の不具合が検出された場合に、NECがパッチを作成するほか、後継バージョンで取り込まれたセキュリティ脆弱性(CVE)が該当する場合、要望に応じてバックポートパッチの作成も行う。

 また、コミュニティサポート期間中のバージョンにおいても、NECが調査を行い検出された新規問題について、開発コミュニティによる修正が見送られた場合、NECが修正プログラムを提供するとのこと。

 なお、同サービスはPostgreSQL保守サポートサービスの追加オプションとして提供され、Standard以上の契約が必要となる。