ニュース

PwCコンサルティング、経理業務向けの電帳法対応ソリューション「Document Storage System」を提供

 PwCコンサルティング合同会社は12日、ローコード開発プラットフォーム「Digital Maker」上で動作するアプリケーションとして、経理業務のデジタルトランスフォーメーション(DX)化を支援するソリューション「Document Storage System」を提供開始したと発表した。

 Document Storage Systemは、経理業務のDX化を支援するソリューション。電子化された帳簿書類をアップロードし、電子帳簿保存法(電帳法)に対応した形で保存したり(JIIMA認証取得済み)、保存されたデータに対する承認業務を実施したり、承認済みのデータの検索を簡単に実施したりできるという。

 Document Storage Systemのストレージに請求書などのデータをアップロードすると、タイムスタンプを付与するほか、AI-OCR機能によりファイルから自動的に文字列を読み取り、システム上に自動登録できるため、人手でシステム上に登録する手間を省けるほか、仮に読み取り結果が間違って登録されたとしても、アプリケーションの画面上で確認し、簡単に修正できる。

 また、取り込んだ電子データに対して申請~承認まで行うワークフロー機能を提供。電子帳簿保存法で検索要件として定められている「取引年月日」「取引金額」「取引先」をベースとしたシンプルな申請画面を提供するので、申請内容の確認・承認をスムーズに行えるとのこと。クライアントの業務要件に応じて、任意の入力フィールドも利用することも可能だ。

 なおバックオフィス業務においては、記入内容に誤りが見つかるなど、請求書の差し替えが必要となるケースが考えられる。このためDocument Storage Systemでは、請求書などの修正版を再度システムに取り込む際に、関連するドキュメントを簡単に検索できる機能を搭載しており、差し替え元のファイルを検索する手間を省けるとしている。