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三菱電機ビルソリューションズ、統合ビルセキュリティシステム「MELSAFETY-G」クラウドタイプを提供

 三菱電機ビルソリューションズ株式会社は19日、ビル管理業務においてクラウドを活用することで管理・運用負荷の軽減を図る、三菱統合ビルセキュリティシステム「MELSAFETY-G」クラウドタイプを11月初旬(予定)に発売すると発表した。

 「MELSAFETY-G」クラウドタイプは、入退室管理を中心に、エレベーター・空調・照明などのビル設備との連携をクラウド上のサーバーで行うもの。管理者は、専用PCの所有やシステムの各種更新などが不要で、モバイルPCで監視・制御が可能となり、利便性が向上する。定期的なサーバー機器の更新が不要となり、管理者の業務負荷を軽減する。クラウドサーバーのバージョンアップやセキュリティアップデートなどは、サービス提供側で定期的に行うため、管理者は最新バージョンで使用できる。

クラウドタイプのシステム構成図

 セキュリティゲート1扉(1台)から導入でき、小規模から大規模システムまで対応する。オンプレミスタイプを導入済みでも、三菱電機ビルソリューションズ製の既設機器(IDコントローラーやカードリーダー)を活用して、クラウドタイプへの更新も可能。Bluetooth Low Energy(BLE)通信による、スマートフォンを用いた認証方法にも対応する。

 必要な個人情報登録件数(人数)や通行履歴件数に応じて、サービスプランを選択でき、運用中のサービスプランも変更できる。

 「MELSAFETY-G」クラウドタイプの価格は個別見積もり。三菱電機ビルソリューションズでは、クラウドタイプの発売により、MELSAFETY-Gのラインアップはオンプレミスタイプとクラウドタイプとなり、顧客のニーズに応じたシステム提案が可能になるとしている。