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フォーティネット、最新ASICを搭載した次世代ファイアウォール「FortiGate 90G」を発表

 米Fortinet(以下、フォーティネット)は現地時間8月3日、セキュリティプロセッシングユニット「SP5 ASIC」を初搭載し、SD-WANに適した次世代ファイアウォール「FortiGate 90G」を発表した。

 FortiGate 90Gは、ハイブリッドメッシュファイアウォール、SD-WAN、SDブランチなど、エンタープライズグレードのセキュアネットワーキング機能を、分散した拠点のエッジに提供する。SASEやゼロトラストを導入して、セキュアインターネットアクセス、セキュアプライベートアクセス、セキュアSaaSアクセスを実現する基盤にもなる。

 また、FortiGate 90Gには、FortiGuardのAIを活用したセキュリティサービスが完全統合されているため、高度な侵入防御によるSSL/TLSトラフィックのディープパケットインスペクション、DNSやURLフィルタリングなどのWebセキュリティサービスによる、不正ドメインや不正URLへのアクセスのブロック、インラインサンドボックスなどのコンテンツセキュリティによるゼロデイやその他のファイルベースの脅威の阻止が可能になる。

 フォーティネットが2023年に発表したSP5 ASICを搭載して出荷される初の製品となり、SP5 ASICは前世代と比べて、NGFW、ゼロトラストネットワークアクセス(ZTNA)、SD-WAN、SSLインスペクションなどのアプリケーションの2倍以上の高速化と同時実行を可能にする。

 フォーティネットでは、デジタルビジネスの成長や拡大と並行して、分散型インフラを保護し、ハイブリッドワークをサポートすることが、かつてないほど重要で複雑になっていると説明。フォーティネットのセキュアネットワーキングポートフォリオは、この点を考慮し、ネットワーキングテクノロジーとFortiGuard AI活用セキュリティサービスのコンバージェンスをあらゆるエッジで実現することで、セキュリティギャップの解消とユーザーエクスペリエンスの向上を支援するとしている。