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NTTPC、IoTビジネスにおけるエッジ管理を支援する閉域型SaaS「エッジマネジメントサービス」を提供

 株式会社NTTPCコミュニケーションズ(以下、NTTPC)は28日、IoTビジネスにおけるエッジ機器の動作状況把握やエッジアプリケーションの運用負荷削減を可能にする閉域型SaaS「エッジマネジメントサービス」を提供開始した。

 エッジマネジメントサービスは、NTTPCの閉域通信網を利用し、セキュアな環境でリモートから安全にエッジを管理するための運用管理基盤をSaaSで提供し、顧客の運用業務を最低限に抑えるサービス。サービスは、NTTPCの新規事業創出プログラムで選ばれた社員のアイデアを事業化した。

NTTPC「エッジマネジメントサービス」

 サービスは、エッジ(IoTゲートウェイ)の監視だけでなく、エッジアプリケーション、SIMの接続状況(今後対応予定)の展開と管理を遠隔で実現。管理者や技術者が現地に向かう必要がなく、移動コストの削減・高所作業などのリスクを回避できる。

 インターネットを経由せず閉域通信網を利用するため、センサーデータなどの通信秘匿性を向上。インターネット上での、悪意あるアクセスの脅威からエッジを保護する。

 サービスは1IDから利用でき、需要に応じた拡張が可能。エッジマネジメント基盤を自社開発することなく利用できる。

 利用イメージとしては、駐車場運営の効率化や高度化を実現する駐車場管理サービスにエッジマネジメントサービスを導入すると、AI開発者以外によるエッジの運用管理が可能となり、AI開発者のチームと運用エンジニアのチームを分離し、サービス拡大に合わせた体制を確立し、サービス品質向上に加え、AI開発者が新たなサービスの開発に注力する環境を実現できるとしている。

 エッジマネジメントサービスの料金(税別)は、基本料(テナント料)が月額1万円、ID料が1IDあたり月額800円。最低利用期間は12カ月で、サービスの利用には「Master'sONE」の契約が必要となる。