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NRIセキュア、企業・組織での適切なAI利用を支援する「AIセキュリティ統制支援サービス」

 NRIセキュアテクノロジーズ株式会社(以下、NRIセキュア)は31日、企業・組織が生成系AIを含むAIを適切に活用できるよう支援するサービス「AIセキュリティ統制支援サービス」を提供開始すると発表した。

 「AIセキュリティ統制支援サービス」は、企業がAI技術を用いて事業や経営の変革を推進するにあたって、AI技術のセキュリティ、倫理、社会的影響、プライバシー・個人情報保護等に関する法規制対応といった課題解決やリスク管理を支援するもの。NRIセキュアがAI分野で研究開発に取り組んできた中で得た知見を生かしており、AI、データサイエンス、サイバーセキュリティの各分野に精通したNRIセキュアのコンサルタントとエンジニアによって提供される。

 サービスは2つのメニューから構成される。1つ目は、AI技術のセキュリティ対策の実装支援や、AI利用における規定整備、セキュリティ上のリスクに関する論点整理と評価等を行い、各種AIの安全な利用を提案する「Security for AI」支援。米国立標準技術研究所(NIST)「AIリスクマネジメントフレームワーク(AI RMF)」や、欧州連合(EU)における「AI規制法案(EU AI Act)」をはじめとした、AIを取り巻くグローバルの最新技術や規制動向を踏まえ、経営層やビジネスリーダーが考慮すべき、AI活用における課題対応やリスク管理を包括的に支援するとしている。

 2つ目は、AIを活用してセキュリティを高度化する「AI for Security」支援で、不正取引ログ検知やマルウェア検出、認証および脆弱性診断の高度化等を進めるための各種AIの利活用方法について、アドバイザリ支援を実施するとのこと。

 また、これら2つのメニューに共通して、AI技術のセキュリティ、倫理、社会的影響、プライバシー・個人情報保護等に関する法規制対応といった課題対応やリスク管理についても、コンサルティングを実施する。

 なおサービスでは、生成系AIだけでなく、識別系、予測系、会話系、実行系等の各種AIを対象としている。

2つの支援メニューと各AIに対するコンサルティング例