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KPMGコンサルティング、人的資本経営を中核としたトータルソリューションを強化
2023年7月19日 12:55
KPMGコンサルティング株式会社は19日、人的資本経営を中核としたトータルソリューションの強化を目的として、人的資本経営の推進と実現に向け戦略策定から情報開示のサポートまでを包括的に支援する「人的資本経営支援サービス」と、Z世代を中心とした若手社員の働きがいを高めエンゲージメント強化につなげる「理念・パーパス策定と浸透支援サービス」を提供開始した。
KPMGコンサルティングでは、近年の企業はESGやSDGsなど持続可能な社会の実現に貢献しながら、その価値を高めていくことが求められており、HR部門においては従来の定型的な人事業務に対応するだけでなく、経営戦略と連動した人材戦略を立案・実行し、企業の価値を人的側面から高める変革ドライバーとなることが期待されていると説明。
こうした状況を受け、「人的資本経営支援サービス」と「理念・パーパス策定と浸透支援サービス」を提供することで、人的資本経営を中核としたトータルソリューションを強化し、DE&I(ダイバーシティ、エクイティ&インクルージョン)の推進など、企業のさまざまな課題解決に向けた支援体制を拡充するとしている。
人的資本経営支援サービスは、HR部門が価値提供部門へと変革を遂げるため、人材戦略の実行プロセスを通じた企業文化の醸成などの観点から行う、人的資本経営の実行度(成熟度)調査をはじめ、各実践ステップの支援から、人的資本情報の開示にあたっての人事課題の解決までトータルにサポートし、あるべき姿を目指した人的資本経営の実現を支援する。
主なサービスとしては、人的資本サーベイの実施のほか、人材戦略/人事施策の策定(人材戦略策定、人事制度設計、人事KPI設定)、人的資本施策の実践(エンゲージメントサーベイ、サクセッションプラン策定、リーダーシップ開発、デジタル人材開発、多様性推進)、人的資本の情報開示サポート、施策状況・KPIモニタリングなどを提供する。
理念・パーパス策定と浸透支援サービスは、企業における社会的な存在意義(企業理念・パーパス)の策定・浸透に向けた支援を行う。企業理念・パーパスは、企業が外部・内部双方に示す共通の存在意義と価値観であり、すべての企業活動の道しるべ、よりどころとなるべきものであるものの、そのような機能を果たしている企業は限られた状況だと説明。こうした状況を踏まえ、企業の持続可能な成長の実現に向け、現状評価から企業理念・パーパスの策定、浸透活動の実施までを包括的に支援する。
主なサービスとしては、エンゲージメントサーベイ調査の実施、新企業理念・パーパスの策定(インプット収集と課題抽出支援、策定支援、経営層の合意形成)、企業理念・パーパスの浸透活動の実施(浸透活動企画策定、浸透活動の実施)などを提供する。
KPMGコンサルティングは、人的資本経営を中核に据えながら、理念・パーパスの策定・浸透からDE&Iの必要性の検討・実行推進・定着化に至るまで、企業の変革課題解決に向け多方面よりに支援するとしている。