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フォーティネット、従量課金型モデルの「FortiFlex」にNGFW物理アプライアンスなどを追加

 米Fortinet(以下、フォーティネット)は現地時間6月12日、従量課金型モデルの「FortiFlex」に新しい製品とサービスを追加し、柔軟なライセンスオプションの提供を開始すると発表した。

 FortiFlexは、クラウド、ハイブリッドクラウドおよびオンプレミスの導入環境について、フォーティネットのサイバーセキュリティソリューションを対象とした従量課金型のライセンス。ポイント制を採用し、利用可能残高、利用傾向、合計利用額を簡単に確認でき、24時間ごとに利用ポイントが計算されるため、ITチームが1日単位で柔軟に適切なサイズを設定できる。

 FortiFlexには、クラウドや仮想データセンターの展開を保護する仮想化されたソリューション一式が含まれるが、今回の発表で、FortiGate次世代ファイアウォール(NGFW)物理アプライアンスのサービスが加わった。

 これにより、エントリーレベルとミッドレンジのFortiGate NGFW製品である、「FortiGate 40F」「FortiGate 60E/Fシリーズ」「FortiGate 70F」「FortiGate 80F」「FortiGate 100E/Fシリーズ」「FortiGate 200E/Fシリーズ」「FortiGate 400F」「FortiGate 600F」について、各製品向けのFortiGuard AI活用セキュリティサービスとFortiCareテクニカルサポートを利用できるようになった。

 また、AWS EDP(Enterprise Discount Program)を利用する顧客をサポートするため、FortiFlexをAWS Marketplaceのプライベートオファーとして利用できるようになった。AWS EDPは、使用量が多いAWSアカウントの所有者に対し、支払金額の下限を条件とするボリュームディスカウントを提供するプログラム。

 AWS EDPメンバーが一部のポイントをFortiFlexポイントに交換することで、使用量の下限と支払額を引き下げられる。これにより、顧客は予算を柔軟に運用してAWSを最適な金額で利用し、フォーティネットのセキュアネットワーキングの製品とサービスも利用できる。