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システムインテグレータ、ER図作成ツール「SI Object Browser ER 23」を提供 ER図の論理・物理モデル表示などに対応

 株式会社システムインテグレータは11日、ER図(Entity Relationship Diagram)作成ツール「SI Object Browser ER」の新版「同 23」を、8月4日より提供開始すると発表した。ER図の論理・物理モデル表示や「代理キー」の登録機能が追加され、使いやすさが向上したという。

 SI Object Browser ERは、システムが扱うデータ構造やその関連性を可視化したER図を、直観的な操作によって作成できるツール。既存のデータベースに接続してER図の自動生成を行えるほか、ER図の作成後は、新しいデータベース上にテーブルを構築したり、既存のデータベースに最新の内容を反映したりすることもできる。

 今回の新版では、ER図で論理・物理モデルを同時表示できるようにした。意味の分かりやすい論理名と、プログラミングで利用する物理名の同時確認が可能となるため、設計レビューや製造効率が向上するという。

 また、「主キーではないが一意にレコードを識別できる列」である「代理キー」を登録できるようにした。昨今では、GUID等の自動生成された番号を主キーに設定し、プログラムからは代理キーを使って検索するケースも増えてきたとのことで、今回の新版では、エンティティに代理キーを設定し、ER図上、一目で代理キーが把握できるようにしている。

 このほか、既存機能の強化も行われており、コード定義の設定内容を定義内容に自動反映する機能や、製品のオプション設定を他の端末に移行する機能を追加した。