クラスメソッド、複数の生成AIを一画面から利用できる新サービス「生成AI環境構築サービス」

　クラスメソッド株式会社は7日、ChatGPTをはじめとするさまざまな生成AIの導入・請求管理をまとめて行えるとともに、同じ画面から利用可能な新サービス「生成AI環境構築サービス」を、同日より提供開始すると発表した。

　生成AIは、現在、OpenAIが開発したChatGPTをはじめ、Microsoft、Google、Amazon、その他の新興企業やオープンソースなど、各社が提供するさまざまなサービスが存在している。これらのサービスを利用するにあたっては、技術的な課題だけでなく、それぞれに異なるWebサイトやアプリケーションを利用する必要があるほか、アカウント管理や支払い管理も煩雑になっているといった課題があるという。

　今回発表された「生成AI環境構築サービス」は、こうした課題の解決を支援するもので、複数の生成AIについて、利用企業の業務環境への導入から活用に向けたノウハウ提供を行うとともに、アカウントの作成、円建て・請求書払いまでを、クラスメソッドがパッケージで提供するとのこと。

生成AI環境構築サービス 利用画面イメージ

　具体的には、各社の文章生成AIから画像生成AIまで、さまざまなサービスを同一の画面から利用可能な環境を提供。また、ゼロトラストの環境、コンテナによるマルチクラウド対応、シングルサインオンによる統合認証環境を提供し、高度なセキュリティ基準を満たす社内独自のAI環境を実現するとした。

　加えて、業務に特化したプロンプトを事前登録して提供する点も特徴。最適化されたプロンプトとユーザーが登録可能なライブラリを利用することで、誰でもAIを最大限に活用できるよう支援するとのこと。

　このほか、通常は従量課金となり、外貨建てでクレジットカードによる支払いが必要な生成AIの利用費についても、クラスメソッドが請求をとりまとめることにより、日本円建ての請求書払いが可能になるとしている。

　なおオプションでは、ユーザー研修・教育支援も提供可能。生成AIを活用するための知識やスキルを向上させることで、社内全体の生成AI利用を促進し、ビジネスアイディアの創出を支援するとのことだ。