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セイコーソリューションズのIoT/M2M向けルーター「MB-A130」、通信キャリア冗長を実現する新機能を搭載

 セイコーソリューションズ株式会社は30日、IoT/M2M向けLTE対応無線ルーター「SkyBridge BASIC MB-A130」に通信キャリア冗長機能を追加し、7月より提供を開始すると発表した。

 MB-A130は、IoT/M2M向けLTE対応無線ルーターであるSkyBridgeシリーズのベーシックモデル。SkyBridgeシリーズの信頼性、基本機能はそのままに、ハイコストパフォーマンスを実現したという。

 通信機能としては、100BASE-TX/10BASE-T×2ポートと、IEEE 802.11a/b/g/n/acの無線LAN機能を搭載。カードSIM(nanoSIM)とeSIMに対応し、NTTドコモ、KDDI、ソフトバンクの3キャリアを利用したモバイル通信が利用可能だ。

 今回の新機能では、1台のMB-A130内にカードSIMとeSIMの2つのSIMを挿入・実装した場合、複数キャリア回線へ切り替えて接続できるようにした。通信状況を疎通ならびに電波強度から感知し、通信網障害時には自動で回線を切り替える運用が可能になっている。なお復旧時には、タイマーによる切り戻しも可能とした。

 セイコーソリューションズでは、これにより、一般的なルーターを1キャリアで利用するのとほぼ変わらないハードウェアコストで、通信キャリアの冗長化を実現できるとアピールしている。