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DDS、ID管理とシングルサインオン機能を一元化した「EVECLOUD」を販売

 株式会社ディー・ディー・エス(以下、DDS)は2日、ID管理とクラウドサービス利用時の認証強化と、シングルサインオンによる利便性を実現するクラウドサービス「EVECLOUD」を7月1日に販売開始すると発表した。

 EVECLOUDは、Google WorkspaceやMicrosoft 365をはじめとした、さまざまなクラウドサービスへのシングルサインオンを行うクラウドサービスで、クライアント証明書によるアクセス制御とシングルサインオンによるクラウド利用に対応する。

 多要素認証とシングルサインオンでセキュリティ強化と利便性向上を図り、SAML 2.0に対応したクラウドサービスへのシングルサインオンに対応。また、次バージョンで、OpenID Connectに対応を予定する。

 DDS独自の顔認証、FIDO2(WebAuthn)のほか、パスワード、PIN、QRコード、ワンタイムパスワードによる多要素認証に対応。クライアント証明書による端末認証で、社外からクラウドサービスを利用する時のセキュリティを強化する。また、Active Directoryとユーザー情報の自動同期や、Chrome OSのログイン時の多要素認証を実現する。

 EVECLOUDの価格は、シングルサインオン、クライアント証明書、多要素認証、AD連携、ログ保管1年間が含まれる基本メニューで、1IDあたり月額200円(税別)から。最低ユーザー数は30IDで、年間契約となる。

 DDSでは今後、認証要素の強化とシングルサインオンで対応できるクラウドサービスの対象の拡大、ID管理機能の強化を継続して進めていく予定。さらに、クラウドサービスの認証だけでなく、Windowsログオンや、Windows環境で利用する業務アプリケーションへの代行入力方式によるシングルサインオンも提供し、多様な働き方に対応した利便性の高いID管理と多要素認証をワンストップで展開していくとしている。