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Skeed、高速転送技術を搭載したファイル転送ソフトウェア「SkeedFileMessengerX」を提供

 株式会社Skeed(スキード)は1日、高速転送技術を搭載したファイル転送ソフトウェア「SkeedFileMessengerX」を提供開始すると発表した。

 SkeedFileMessengerXは、大容量ファイルを手軽に送受信できるソフトウェア。大容量ファイル転送に特化した独自プロトコルSSBPを用いるアプリモードに加え、新たに開発されたWebモードでも、通信距離やファイル容量、ファイル数を気にすることなく、FTPやHTTPの数倍~数十倍の転送速度を実現しているという。

 WebモードではWebベースの操作画面が提供され、専用クライアントソフトなどをインストールすることなく、PC上のWebブラウザからメールアドレスによる送信先指定や送信ファイルを指定するなど、Webメールのファイル添付と同様の操作で送信作業を行うだけで、国内近距離から海外まで、数百GBクラスを超える大容量ファイルを高速に転送できるという。

 送信作業を行うと、受信側にはダウンロード先URLとパスワードが送付され、それらを利用してファイルを受け取る仕組み。送信側には、ダウンロード依頼通知時とダウンロード完了時に状況を通知する。

 また送信先のグルーピングに対応しており、一度に1万件の一斉送信を行うことも可能。さらに、ファイル収集のための機能も備え、数千、数万レベルの相手先に収集(アップロード)依頼をかける、といった使い方にも対応するとした。

 なお、アプリモードではRSA公開鍵暗号とAESアルゴリズム、WebモードではSSLサーバー証明書を用いたHTTPS通信を採用しており、送信するパケットをすべて暗号化して内容を保護するとのこと。加えて、承認機能も搭載しており、誤送信防止を支援するとしている。

 稼働推奨環境は、サーバー側がWindows Server 2012以降もしくはUbuntu Linux、クライアント側がWindows 10/11とmacOS 10.15~12.xで、ブラウザはChrome、Microsoft Edge(Windows)、Safari(macOS)。

 ライセンスはサブスクリプション方式での提供となり、価格は、3カ月間で40万5000円(税別)。