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サーバーワークス、DevOps導入支援サービスを提供

 株式会社サーバーワークスは15日、開発チーム(Dev)と運用チーム(Ops)が密に連携し、高品質かつ迅速なシステム開発・改善を継続的に実施していく開発手法であるDevOpsの導入支援サービスを提供開始した。

 DevOps導入支援サービスは、Amazon Web Services(AWS)上でDevOpsを実現できる環境の構築をするサービス。サーバーワークスではこれまで、横河電機株式会社や三菱電機株式会社などさまざまな顧客のシステムに、DevOpsの考え方を取り入れて独自の課題に対応しつつ、顧客のシステムに適合した環境を構築しており、これらのプロジェクトにより蓄積したノウハウを提供すべく、DevOps導入支援サービスの開始に至ったと説明。より環境に適合したシステムを構築し、速いサイクルで改善を行えるように内製化を支援することで、変化の速い事業環境への対応を可能にするとしている。

 サービスでは、顧客のビジネスおよびシステムにおける特徴や課題を理解し、適切なDevOpsを実現するためのAWS環境を構築。AWS CloudFormationなどを用いて Infrastructure as Codeの導入を支援し、構築環境の効率的な管理と高い再現性を保ったインフラ構築を実現する。

 DevOpsを実現する際に欠かせない要素となる継続的インテグレーションおよび継続的デリバリー(CI/CD)パイプラインについても、AWS CodePipelineなどのクラウドネイティブな技術を利用して、CI/CDパイプラインの構築を支援する。これにより、ソフトウェアのテストからデプロイまでを自動化し、素早く安全なリリースを実現する。

 アジャイル開発とDevOps の考え方は親和性が高く、多くの企業でDevOpsを効果的に取り入れるためにアジャイル開発が採用されているとして、サーバーワークスではDevOpsの導入をより効果的なものにするべく、クラウドベンダー式アジャイル開発(サーバーワークスのノウハウを生かしたアジャイル開発)を支援する。

 さらに、DevOpsにおいては、ツールや開発体制の導入だけでは効果が限定的となり、効果最大化のためには社内の開発文化や組織体制もDevOpsに最適なものに変更する必要があるとして、従来の開発文化や組織体制を考慮した上で、DevOps導入の効果を最大限実感できる形で支援するとしている。

 また、DevOpsに最適なシステムを作成した後、顧客でその効果を十分に実感するには、仕組みだけでなく文化やナレッジも取り入れる必要があると説明。サーバーワークスではAWSを活用するために必要なトレーニングを実施し、顧客自身によるDevOpsの実現を支援するとしている。