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パイプドビッツ、ローコード開発プラットフォーム「SPIRAL ver.2」で開発の利便性とインシデント時の対応支援機能を向上した新版を提供

 株式会社パイプドビッツは9日、Webサイトの作成から登録データの運用までをワンストップでできるローコード開発プラットフォーム「SPIRAL ver.2」について、アプリケーション開発の利便性向上とインシデント時の円滑な対応を支援する新バージョン「SPIRAL ver.2.24」をリリースした。

 新バージョンでは、認証エリアのログイン制限を追加。SPIRAL ver.2の認証エリアで構築した会員サイトで、認証情報の属性に応じたログインやアクセス制限をマウス操作で設定できる。これにより、特定のエンドユーザーのみアクセスできる、より安全な会員サイトの構築と運用をプログラミングの知識不要で実現できる。関数を用いることでより複雑な制限も設定できるため、SPIRAL ver.2利用ユーザーの細かな認証要望に柔軟に対応できる。

 また、従来はフィールドの正規表現による入力制限は、データベース(DB)の設定に依存する仕様となっていたが、フォームごとにフィールドの入力制限が設定可能となった。これにより、例えば日本語表示と英語表示の2種類の問い合わせフォームを作成し、1つのDBでデータを管理する際に、フォームごとに日本語のみ、英語のみといった正規表現の入力制限を設定できる。

 さらに、本番環境のサイト全体に対して、特定のIPアドレスからのアクセス制限機能を追加。これにより、例えば自社オフィスのIPアドレスからのアクセスのみに制限した社内ポータルサイトなどの設定がしやすくなる。

 インシデント時の円滑な対応としては、認証エリアへのログイン、ログアウト、ログインエラーの発生日時を管理画面で確認できる機能や、DB内のレコードに対して、誰が、いつ、どのような操作を行ったかの証跡を管理画面で確認できる機能を追加した。これにより、SPIRAL ver.2利用ユーザー自身で、不正ログインやインシデント発生時の状況の追跡や原因を調査しやすくなる。